印度無双@はてなブログ

好きなゲームと漫画と日常の日記

特攻の島

特攻の島 - Wikipedia

福岡海軍航空隊であった渡辺裕三は、特殊兵器への希望調査に志願し、ある島に来た。そこで渡辺を待ち受けていたのは人間魚雷回天と、創案者の一人・仁科関夫であった。

 Kindleストアで安かったのでとりあえず全巻買ってから、1巻だけ読了。タイトルだけ見て神風の話だと思ってたら、回天のことだった。物語は太平洋戦争終結の1年前、昭和19年頃が舞台。

 特攻というとカミカゼの印象が強いのに回天を題材にして大丈夫か、と思ったけど絵とキャラクターの熱量が高いので読み進めると気にならないし、いつの間にか最後まで読ませる力がある。

 作者の佐藤秀峰さんの絵柄は高橋ツトムさんの絵によく似てるなと思って調べたら、昔アシスタントをしていたらしい。さらにその前は、銀と金時代の福本伸行さんのところでもアシスタントをしてたとか。

 回天の登場訓練中に乗組員同士が死生観をぶつけ合うシーンは、高橋ツトムの絵に福本伸行漫画の熱量がうまくミックスされてる感じで面白い。良作。